指名のシステムについて
クラブ キャバクラ売上向上の基本方針 で述べたようにキャストの仲間意識、協力関係を築く上で大事なポイントとなります。
このキャスト同士の協力体制の方針に従ってシステムを決めていきます。
・一般的な指名制度
・担当制・・A子さん指名のお客様がお連れ様(枝)を連れてきたら、そのお連れ様も自動的にA子さん指名となる。銀座で多く見られます。
関西では口座とも呼びます。指名変え等できない店舗もあるが、お店によって指名変え等、臨機応変な対応をしている。
・割り指名・お客様が好きなキャストを指名できる。2人指名したら指名料や売上バック(手当)は2人で割る。
指名変えはできるが、キャストが快く思わなかったりキャスト同士、お客様とキャストが気まずくなる場面もある。
※地域やお店によっては違う部分もあります。
私が推奨するのは割り指名です。が、デメリットの部分を解消していきます。
・割り指名を推奨する理由
担当制にもメリットはあるので否定するわけではありませんが、お客様とのやりとりや段取りは、ママや担当キャストが主に行います。
来店時、ヘルプにつくキャストは、ヘルプとしての役割になり、その場を上手くやりすごす接客になります。
お客様が他のキャストを気に入ってもうまく言い出せないこともあります。
担当のキャストがお休みの場合、お客様も来店されなかったりそのキャストが辞めたら来店されないケースがあります。
割り指名の場合はその逆になります。お客様が毎回複数のキャストを指名してる場合・・
キャストAさんが休みの時はBさん指名でご来店。キャストAさんがお店を辞めてもキャストBさん指名で来てくれます。
と、割り指名に肩入れしたような偏って書いてしまいましたが少し違和感を感じた方も多いと思います。
「そんなことしたら・・・」そう滅茶苦茶になります。やりたい放題、乱すものがでてくる。
・良い意味の無法地帯をお店の方針にする。
くどいようですが女性同士の協力体制が必須なのです。
そこでお店の方針として、
1,指名変えは素直に認める。
指名キャストとお客様の関係がこじれる事もあるし、お客様が他のキャストを気に入ることもあるし、
営業メールを疎かになってしまったり、様々な要因はあるでしょう。それでもお客様が来店しやすい環境を用意する
必要性を伝えます。誰を指名に選ぶかはお客様の権利であり、キャストに権限はありません。
2,お店側は複数指名が入るように付け回しをする。キャストもどのお客様にも名刺交換、連絡先交換してOK。
指名のキャストがお客様を掴むと言うより、お店全体でつかんでいくイメージ。
お客様がAさん指名でしたら、それにプラスBさんCさん着けてみて場内はいらないかなと言う風な意識で付け回しをします。
BさんCさんもAさんに遠慮せずに名刺渡してもOK。Aさんからも「連絡先交換したら?」とアシストあるとさらに良い。
これができる女性同士の文化作りが大事です。
確かに売上バックの単価は下がります。ただ、指名本数は増えます。同伴も他の女性も一緒だったり、営業中話すことが
なくなっても他の指名のキャストが話してくれます。1人当たり営業メールも少なくできる分、他のお客様に時間を割けます。
自分が席についてない時間が長くても、怒ってないかなと心配する必要もなくなります。トラブルがあっても指名同士連携して解決できる。
「今日お客さんよべなかったなぁ」と思ってたら共通の指名の子がお客さん呼んでくれてて指名が入ることもあります。
自分が同伴、アフターに行けなくても他の指名のキャストが行ってくれる等々、メリットを伝えます。
女性には伝えはしませんが、共通の指名のお客様の事で共通の話題ができ、女性の会話も増えますし、話すきっかけにもなります。
この2点を面接時に説明します。賛同できなければ不採用です。既存のキャストも同様です。
売上あっても有名キャストであっても文化を守ることの方が長期的に見ると大事です。
最後に、お店の方針として「売上金額は勿論評価しますが指名本数の数字をもっと重要視します。」と伝えます。
月に指名が1回でそのお客様が300万使って売上げが300万のキャストより、指名本数60回で売上げが300万のキャストの方が
評価高いということです。
理由は、お客様の数を増やしてほしい→増やすための接客、増やすための連絡先交換、増えることで女性同士の会話、協力体制の向上
後は、売上の為にシャンパンなどのボトルを煽る行為の抑制です。
目先の売上より長期的なお客様の確保、楽しければ指名するしボトルも頼む。決めるのはお客様というのを常に心の中に留めておいてほしいのです。
特に郊外では噂はすぐ広がります。 煽るお店は明朗会計でも「ぼったくり」と言われます。
良いうわさも広がり客数が増えればそこから紹介(枝)も増えます。
そもそも論として、お店自体のレベルを上げなければ売上は上がらないのを自覚する必要があります。
お客様1人1人が評価した結果が客数になります。
在籍女性が5人しかいなくて接客も世間話メインでお店の雰囲気も重くて、でも売上欲しいは通用しません。
「この弁当まずいけど1500円で買ってくれ」みたいなものです。
ですのでまず内部を見直すことから始めます。1つずつ改善すれば客数も増えていきます。
※反感買うような表現もあったかと思いますが、1つの例として参考にしていただけたらと思います。
自分の記事は毎回このような感じになります。”(-“”-)”
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