客層の設定の仕方

客層の設定の仕方



客層は自由に決めて大丈夫

スーツ系の客層、短パンNG、会員制、誰でも歓迎。等、自由に決めることができます。

が、「決める」という事をしてないとキャストから、お客様からクレームを受ける事にもなりかねません。

 

客層の設定する理由から説明します。

・キャストはシビアにお店の客層を判断している。

・お客様は他のお客様を少なからず気になっている。

・客層を設定することでお店側の対応が変わってくる

など、あります。まず客層を決めて⇒価格を決めると良いと思います。

ここでは高級向き客層、ある程度許容の客層の2種類に分けてメリットデメリットと対応の仕方

を説明します。

ここでの客層の意味は見た目8割、勤め先2割とさせていただきます。

(もちろんこの割合は自由に変更しても大丈夫です。)

高級向き(紳士系)のメリットデメリット

メリット

・キャストが比較的安心して働ける

 

・単価を上げやすい

 

・お客様がステータスを感じることができる。

 

デメリット

・客数が少なくなる。・・客層を絞ってるので。。それでもしっかり売上は作れます。

 

・キャスト、スタッフの対応力が求められる。・・高単価にすると必然、要望(期待値)も大きくなります。

 

・入店させるか否かの判断が難しい・・ガラ悪いけど社長。紳士な常連様のお連れ様が相応しくない、

スーツで来てはいるが飲み方が汚い等。

 

・見た目悪いお客様を入れると、他のお客様からスタッフに注意されることがある。

 

・他店からキャストが入店した場合、そのキャストのお客様によって客層が崩れる可能性がある。

 

・たまに来る不景気の影響を受けやすい(リーマンショックなど)

・・会社の経費削減で接待減少、経営者のお客様も仕事に専念。

 

大人の社交場といったところでしょうか。デメリットの数が多くなってしまいましたが、学ぶことが多く

スキルも上げざるを得ないので成長できます。売上もしっかり確保できます。

高級向き客層の対応法

ケース1 他店から入店してきたキャストのお客様の客層が当店に相応しくない場合。

・他店から入店したキャストには、「既に持っている(語弊ある表現ですが)お客様」でも客層によっては入れないかもしれません。

1度来店してもらって判断させて」と伝えます。来店されたら個室や人目につかない席にお通し黒服やママが挨拶をします。

他移転後、判断する流れになります。

 

・他店から入店してきたキャストに付いているお客様、どのお客様も当店の客層に合わない場合、キャストのテンションは下がります。

まず、お客様を呼んでくれた事にお礼を伝えます。→これから当店でお客様を掴んでいくことにキャストの考えをシフトしていくように話をする。(メリットを伝える)

 

ケース2 常連様(又は)がたまたまハーフパンツ、サンダルで来店された。

「ドレスコートあるので本当はダメですが今回だけは多めに見ます」⇒人目の着かない席にご案内します。

もしくは,更に徹底するなら

お店側でスラックス、ジャケット、シューズを用意しておき、着替えてもらう。(クリーニング代請求するかはお任せします)

 

ケース3 ・明らかにチンピラ風が来店

「会員制で紹介が無いと入店できません」の一点張りで断る。 「さらに本日は予約で満席ですので会員の方もお断りしている状態です」かな。

「客層が良くないので」とかは相手の怒りを買うだけなのでNG.



客層を気にしない方針のメリットデメリット

メリット

・客数が伸びる。

 

・リーマンショックなどの不景気でも客数は減るが、幅広い客層を受け入れることで分母が大きく、そこそこの客数は見込める。

 

・店内の雰囲気が賑やかで活気がある。

 

・黒服、ボーイもフランクで若干礼儀がなってなくても、許される部分もある。

 

デメリット

・客層が悪い席にはキャストが付きたがらない。

 

・お客様のおさわりや、横柄な態度など常に目を配って、時には注意をしないといけない。

 

・客層が良いお店で働きたいと思ってるキャストは辞めていく。

 

・お店の大きさにもよるが、150名200名の客数を回せる技術が必要。

(付け回し等で時間が押すと、その後の回転数に影響する)

 

・落ち着いて飲みたい紳士なお客様は来店頻度が少ないかも。

 

まだあるかとは思いますが、とりあえず以上となります。

 

どちらが良いとかはありません。どういうお店にしていきたいのかで決めて良いと思います。

 

「客層を決める」ことが大事です。

決めずにずるずる営業していると、キャストも疑問に思ってきたり、値段設定がアンバランスになったりします。

 

参考にしていただけると幸いです。

それではまた!(^^)!

 

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